小さな暮らし

曇りのち雨のような日々の暮らし日記

本日の見聞録

仕事で銀行に行く用事があって、いつも行く支店なので、待っている間、今日は混んでいないなあと思って待っていた。

55歳位の男性が入ってきた。

なんか弱々しい感じで、椅子に座ってマスクもしてなかったので、顔もはっきり覚えているが、痩せ型でなんだか具合が悪そうな感じ。顔色も悪い。

足もなんだかふらついている。

咳もしていて、座っているのに呼吸が苦しそう。

その男性の番号が呼ばれたけど、最初は気がついていなくて、私とその人以外いなかったので、銀行の窓口の人も私もその人の番号だとすぐわかった。

2回目に呼ばれた時その人がやっと窓口まで歩いていった。内容は、その人が入院している間、電気代の支払いができなくて、今すぐにでも電気が止められる状態になってしまっており、支払い期限がとっくに過ぎてしまった振込用紙を出して電気が止められたら、自分はもう死んでしまうしか無い。と言っていた。

3ヵ月位入院していたのか?

それで、某電力会社に直接支払いに行こうとしたことや、退院して間もないのでいろいろ健康状態が良くなく、大変な状況を窓口の人に話していた。

嘘をついているようには見えなかった。

果たして銀行の窓口の人はどう対応するのか気になって見ていた私。何しろその人、電気を止められたら自分はもう死んでしまうしか無いなどと物騒な事を私にも聞こえる位大きい声で言っているし。銀行の人は、電力会社に電話をかけて話して下さいと言っていた。そしたら目が悪くて良く見えないので出来ないという男性。

で銀行の人が銀行の固定電話から電力会社に電話をしてあげて、後は自分でお話し下さい。と言っていた。その後、無事支払いができたのか不明であるが、

その男性も大変な状況なのはわかるが、銀行の人も実に落ち着いた仕事ぶりだと思った。窓口にはいろんな人が来るんだろうなぁと思いながら、銀行を後にした。